Google広告の運用で成果を出すためのポイント6選

社内のWeb担当としてGoogle広告の運用を行うことになったが、どのポイントを重視すべきかについて、よく把握できていないという方もおられるのではないでしょうか。

そこで本記事では、Google広告の運用で成果を出すために抑えるべきポイントについて、詳しく解説していきます。

Google広告の運用で成果を出すためのポイント

Google広告の運用で成果を出すためのポイント

Web広告を出すためには、いずれかの出稿サービスを選択して利用する必要があります。そのなかでもメジャーなものの一つが、「Google広告」です。機能が豊富で、最適な方法で運用をすれば高い集客効果が得られます。しかし、ただ出稿しただけでは大きな成果は見込めません。そこで、以下のポイントを押さえて運用するようにしましょう。

キーワード選定の最適化

まず基本となるのはキーワードの選定です。ここが最適化されていなければ無駄な費用がかかったり、出稿のためにかけた労力を無駄にしてしまったりもします。そこで自社の製品やサービスに近い、主軸となるキーワードをまずは決めましょう。

クリック予算や広告予算などから選考し、また、その際にはGoogle広告で提供されている「キーワードプランナー」を活用するとよいでしょう。ユーザーがどのように検索をしているのか、どのキーワードであれば効果が期待できるのか、これらを予測するのに便利なツールだからです。

キーワードのマッチタイプの調整

次に、キーワードのマッチタイプを調整しましょう。これが自社サービス等の訴求に効いてきます。広範囲に広告を表示するのか、それともピンポイントで表示をするのか、といったことを調整できるのです。ただ、この設定を間違ってしまうとコンバージョンにつながりにくいユーザーに向けてまで広告を表示してしまい、無駄なコストを生じてしまうことがあります。逆に、必要以上に範囲を絞り過ぎて購買意欲のあるユーザーを見逃してしまう恐れもあります。

そこで「完全一致」「フレーズ一致(絞り込み部分一致)」「部分一致」のマッチタイプを上手く使い分けましょう。

完全一致は、設定した語句とまったく同じ場合を表示対象とするものです。検索語句を角括弧で囲み、例えば[男性用 シューズ]などと表します。この場合には[男性用 シューズ おすすめ]はマッチしません。ピンポイントで狙える反面、扱いは難しいです。

フレーズ一致では、設定した語句と同様の内容を含む検索が対象になります。文言に差があったとしても、意味が同じであると解釈される場合は一致とみなされます。そのため“男性用 シューズ”とした場合には“男性用 シューズ おすすめ”もマッチします。

利用する際には検索語句を二重引用符で囲んで指定します。完全一致ほど限定しませんが、関連性の強いもののみに絞ることが可能です。ただし想定していなかった語句に関してはカバーできなくなってしまうので注意しましょう。(なお、フレーズ一致に関しては2021年2月より「絞り込み部分一致」の内容が組み込まれています。)

次に部分一致に関してですが、これは指定した語句に関連する内容が広く表示対象となります。指定の語句そのものが入っていない検索も含まれます。そのため、もっとも多くのユーザーに表示できますが、関連性が薄いものにまで表示される恐れがあります。

なおマッチタイプに関する詳細解説は下記の記事をご参照下さい。

参考:マッチタイプとは?使い分け方からリスティング広告を成功させる秘訣まで解説 

ターゲティング設定

自社の商品やサービスに合う消費者へ訴求できるよう、ターゲティング設定を行うことも欠かせません。これによりさらに広告効果を高められます。

Google広告においては大きく3つのカテゴリが設けられており、「ユーザー属性ターゲティング」「配信面ターゲティング」「その他ターゲティング」から設定できます。

例えばユーザー属性ターゲティングにおいては、年齢や性別といった基礎的な情報から、世帯収入、子どもの有無、アフィニティ、インテントなどを考慮することができます。アフィニティとは趣味のようなものを意味します。インテントもこれと似ていますが、こちらはより購買意欲の強い分野を意味します。「自社の商品を購入してくれるのは、具体的にはどのようなユーザーなのか」を考えて、これらの設定を行いましょう。

配信面ターゲティングにおいては、配信先のアプリやサイトなどを指定したり、そのなかでの具体的な掲載場所を指定したりも可能です。前者を「トピック」、後者を「プレースメント」といいます。また特定コンテンツを持つ配信先を指定することなどもできます。

その他ターゲティングにおいては、配信の曜日および時間帯、その地域、デバイスなどを指定できます。自社のサービスを申し込んでくれそうなユーザーが、どのようなデバイスを多く使っているのか、どのようなエリアに住んでいるのか、ということが把握できているのであれば設定するとよいでしょう。

品質スコア改善

リスティング広告では設定するクリック単価に加え、品質スコアが掲載順位に大きく影響します。そのため費用をかけたとしても閲覧機会の多い箇所に掲載してもらえるとは限りません。

広告の推定クリック率や過去のクリック率、ランディングページの品質、内容との関連性などが評価されて品質スコアは決定されます。このため、掲載順位がよくない場合には改善に取り組まなければなりません。

例えば、広告文の見直しやランディングページをわかりやすく設計し直すこと、ページの読み込み速度を高めること、タイトルや説明文にキーワードを含めることなど、できることはたくさんあります。

アカウントグルーピングの見直し

キャンペーンや広告グループなどの見直しも必要に応じて取り組みましょう。
キャンペーンは広告を管理する単位を意味し、各キャンペーンのなかに広告グループが作成されます。キャンペーンにおいては日額予算の設定や配信ネットワーク、配信スケジュールなどが設定できます。

広告グループは同じテーマを持つ広告やキーワードをまとめた単位を意味します。この単位で入札単価やURL、広告文の設定などができます。より効果的な広告にするためには、各ターゲットに対して適切なグルーピング設定が必要です。

こまめな効果測定の実施

よりよい成果が得られるように設定することも大事ですが、その後の効果測定も同等に重要です。予想通りにいくとは限りませんし、複数の設定方法で悩んでいる場合などには、それぞれを実際試して比較し、より最適な形に修正していくことが、費用対効果の向上につながります。

Google広告でも、インプレッションやクリック数など、重要な指標となる各種KPIが表示されていますので、必ず確認するようにしましょう。Google広告では出稿費が随時かかってくるため、実際に修正を加えるかどうかは別としても、効果測定自体は短いスパンで行うことが重要です。

まとめ

本記事で紹介したポイントをおさえると、コストパフォーマンスの高い広告出稿ができるようになるでしょう。しかし、それでも広告運用は複雑な要因が絡み合うため、運用について悩むこともあるでしょう。そこでおすすめなのがLocalFolio(ローカルフォリオ)の広告運用サービスです。

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