Instagram広告とは?概要と特徴、使い所を解説

集客のためにInstagram広告を活用したいけれど、いまいちどう利用したらよいかわからないと、不安に思われる方も多いでしょう。Instagram広告を活用すれば、より詳細なターゲティングで効率的にユーザーにリーチできます。本記事では、Instagram広告の概要や特徴、使い方について詳しく解説します。

Instagram広告とは

Instagram広告とは

Instagram広告とは、写真共有SNSであるInstagramに広告を出せるサービスのことを指します。広告のターゲットは10代や20代が多いのはもちろんですが、30~40代にもInstagramの利用者は多く、幅広い層にリーチできる宣伝方法といえるでしょう。また、広告のパターンは6種類あり、それぞれ届き方に特徴があります。強い訴求から長く続く訴求まで様々なパターンがあり、その点については追って解説していきます。

Instagramはここ最近のSNSでも特にユーザーの増加が顕著で、他のユーザーの「いいね!」が流れてこなかったり、よりパーソナライズされた情報が流れてきたりと、「心地よい」SNSとして先鋭化しています。

Instagramは実名制SNSではないものの、おすすめに知り合いが表示されたり、昔の同級生が表示されたり、広告では居住地の設定をした記憶もないのに近所の店が宣伝されたりして、驚いたことも多いのではないでしょうか。

実はこれは、Facebook社が集積したデータを基にターゲティングが行われているからなのです。それぞれのSNSでユーザー層は違いますが、Facebookと同じマーケティングプラットフォームで一括管理できることから、非常に精度の高いターゲティングが実現できます。

集客のために広告を出したい!と考えている企業の担当者は、Instagram広告を検討してみる余地は十分にあります。ビジュアルイメージを宣伝することに強みのあるInstagram広告を使用して、お店のブランドイメージや雰囲気などをユーザーにしっかりと届け、売り上げの増加や集客につなげていきましょう。

Instagram広告の種類

Instagram広告には6種類の手法が用意されていて、それぞれ得意な分野があります。具体的に説明していきます。

写真広告

一枚の画像と2,200文字以内の文章で広告する方法です。ターゲティングはされていますが、即時的なキャンペーンよりも、長期的な購入を視野に入れて欲しい場合に役立ちます。

動画広告

音声や動きで商品をしっかりと伝えられる広告です。ビジュアルイメージが最も伝えやすいですが、動画の自動再生を停止させているユーザーや、データ通信を気にするユーザーには目につきにくいのがデメリットです。

カルーセル

ひとつの広告に10枚の写真と、それぞれについてのリンクを貼れます。ショップとしてのコレクション等を一覧にしたい場合に便利です。

スライドショー

動画広告よりもビジュアル性には欠けますが、動きや音声、テキストを使ってストーリーを美しく伝えられます。たった数分で動きのあるクリエイティブを手軽に作成できるのがメリットです。

コレクション

ユーザーごとのサイトでの行動や興味関心に合わせてアイテム表示が可能です。複数の商品やサービスを展開しているコスメやアパレルブランドなどで効果を発揮します。Instagram上でカタログのようなものが作成できるようになったと思うとわかりやすいかもしれません。

ストーリーズ

ストーリーズ機能を使用したときに表示されるものです。ストーリーズを使用するユーザーがターゲットであれば、目に触れる機会も多いでしょう。動画と音声を利用するため、動画広告をより強く宣伝したいときに使えます。

Instagram広告の特徴

Facebook広告と同じプラットフォームから配信できるため、広告のターゲットとなる層にリーチする分析技術が高いのが最大の特徴です。また写真共有のSNSであるため、ビジュアルイメージを伝えることに長けているというのも特徴のひとつでしょう。

精度の高いターゲティング

前述しましたが、Instagram広告はFacebookと同じマーケティングプラットフォームを利用しているため、ユーザーに関連性の高い情報が提供できます。加えて近年では、スマートフォンとSNSが生活する上で非常に密着しているため、ユーザー情報が性別や居住地などにとどまらず、趣味嗜好まで細かく情報化されるようになっています。そのため、精度の高いターゲットを絞った広告を配信すれば、マーケティングの成果向上も期待できます。

写真により商品をより身近に感じられる

ユーザーの好みに即した写真広告を表示することで、よりパーソナライズされた情報をユーザーに届けられます。広告を目にしたユーザー自身も、広告に興味を抱く確率が高く、商品を認知したり購入してみようと思ったり、より身近に感じてもらえる機会がつながります。

また、タイムラインにフォローしているアカウントの「いいね!」した投稿が流れてくることもないため、他のSNSに比べてInstagramのタイムラインは、より個人の情報に接しているという実感が得られ、ターゲットの誘導にも有利に働きます。

商品情報の検索の場として利用される

以前は他の検索エンジン等で商品を探していたユーザーが、Instagramの利用時間が増えていることから、商品をInstagram内で検索する機会も増えてきています。このことから、商品をユーザーにリーチするためにも、Instagram広告が効果的であると考えられます。Instagramと相性のよい商品やサービスは、ハッシュタグなどを活用することで、商品を宣伝する場としても有効的に利用されています。

Instagram広告の使い方・出稿方法

ここからは、具体的にどうやってInstagram広告を出稿するかについて説明します。

FacebookとInstagramアカウントをリンクさせる

まずはFacebookとInstagramのアカウントをリンクさせてみましょう。パソコンでFacebookにログインし、ビジネスアカウントと連携します。お持ちでない方はどちらのSNSにもビジネスアカウントを作ることをおすすめします。

ビジネスページの右上のメニューにある「設定」をクリックし、左側のメニューにある「Instagram」タブをクリックします。ここでどのアカウントと連携するかを確認し、設定すれば、リンクは完了です。

スマートフォンから設定することもできますが、より詳細にターゲティングをしたい場合、パソコンのFacebookから設定を行うとよいでしょう。

広告アカウントを設定

続いて、Facebookの広告管理画面(Facebookビジネスマネージャ)に移ります。
トップページ右上にある「ビジネス設定」をクリックし、その後、左側のメニューにある「広告アカウント」をクリックしてください。

「追加」をクリックすると、「新しい広告アカウントを作成」が出てきます。ここをクリックし、管理する広告アカウントを入力すれば完了です。
権限がビジネス管理者になっていないと広告アカウントが追加できないため注意が必要です。

広告の入稿

広告の入稿方法は次の通りです。
まず、キャンペーンの目的を設定します。「認知」「検討」「CV」とあり、目的に即した選択ができるようになっています。どのような広告にしたいか事前によく検討して選択しましょう。

次に、オーディエンスを設定します。年齢、性別、言語、地域など、具体的に設定できます。また、ライフイベントや興味関心、職業など、個人的な事柄によっても設定でき、どういったユーザーに広告を届けたいのか、具体的に想定する必要があります。あまり細かく指定しすぎると、届くユーザー数が少なくなってしまうため、あまり極端に狭めてしまうのは避けるとよいでしょう。

続いて、広告の掲載場所を指定します。「ストーリーズ広告」と「フィード広告」の2種類があり、広告の種類によって届く範囲や届き方が変わります。

広告の予算と掲載期間の設定もしていきます。予算は「1日の予算」と「通常予算」の2通りの設定方法があり、自社の広告の性質や予算の都合を考えながら設定しましょう。全体の広告配信期間のうちに使用できる予算が決まっている場合は、「通算予算」を選択し金額を設定するとよいでしょう。

これで、広告クリエイティブを作成できるようになりました。事前に作成した広告用の画像や動画、宣伝文を入力すれば完了です。

広告配信とチューニング

最後に支払い設定をして配信の設定は完了です。ここでは、誤字脱字やリンク先の確認、配信アカウントや画像・動画の間違いがないか、また、設定予算とターゲットは適切かなど、配信開始前は入念な確認が必要です。ここで間違ってしまうと、広告の本来の効果が得られません。配信後にもきちんと、KPIに対して適宜改善を行い、最適化することで、広告の効果をより高められます。定期的なチェック作業は怠らないようにしましょう。

まとめ

Instagram広告は、Facebook社のプラットフォームを利用しているため、非常に高精度なターゲティングが可能です。ターゲットユーザーに適切な広告を届けてうまく活用しましょう。ローカルフォリオでは、AIと担当者が御社の広告運用を代行します。前述した広告の最適化や改善を専門知識で解決してくれます。

Instagram広告を徹底解説!